個人が外貨を保有する手段としては、大きくは外貨預金とFXの2つがあります。
この2つの手段は具体的にどのような取引を行っていて、どのような違いがあるのでしょうか。
本記事では、外貨預金とFXの違いについて紹介します。
外貨預金とは
外貨預金とは、日本円をあなたが選んだ国のお金に交換し、その通貨で預金をすることです。基本的に、日本円も預金できる銀行で外貨専用の口座を開設して実施することになります。
FXのように積極的にトレードするのではなく、長期保有して資産形成の手段として用いられることが多いようです。
FXとは
FXとは、Foreign eXchange(外国為替)の略で、為替相場の変動を利用して利益を得ようとする投資法のことです。
FXの大きな特徴は「レバレッジをかけた取引が可能」であることです。これにより、取引の為に準備した資金の数倍~数十倍の金額で取引することができ、ハイリスク・ハイリターンな投資が可能となります。
外貨預金と比べると、短期トレードを繰り返して大きな利益を得ようとされる方が多いようですが、外貨預金のようにローリスクな長期投資も可能です。
外貨預金とFXを比較
外貨預金とFXはどちらも個人が外貨を取得・保有する手段ですが、性質が大きく異なるためご自身に合った方を選ぶ必要があります。
外貨預金とFXと特徴は以下の通りです。
外貨預金 | FX | |
投資期間 | 普通預金:制限なし 定期預金:1ヶ月~数年 |
数秒~数年と自由自在 |
取引コスト | FXより高い | 外貨預金より安い |
金利の受取り | 普通預金:1ヶ月~1年に一度 定期預金:満期時に一括 |
毎日 |
投資効率 | レバレッジ無し 預けた資金の範囲内で取引 |
レバレッジ有り 預けた資金の数倍の取引可能 もちろん1倍での取引も可能 |
取引方法 | 積立投資ができる(ポイント!) | 空売りができる |
選択肢の豊富さ | FXに比べると見劣りする | 多彩にそろっている |
この表を見て分かるように、外貨預金とFXとではあらゆる面でFXが勝っています。
FXというと危険なギャンブルのようなイメージをお持ちの方も居るかもしれませんが、リスクの大きさ(レバレッジの大きさ)はご自身でコントロール可能です。レバレッジ1倍で取引するFXは「FXの好条件で行う外貨預金」と呼んで差し支えないかもしれません。
外貨預金をお考えの方も、余程の抵抗感やこだわりが無い限りはFXの口座を開設し、低レバレッジで取引されることをおすすめします。詳細は↓↓
また高いレバレッジをかけたハイリスク・ハイリターンな取引をお考えの方も当然、FX口座を開設しましょう。
まとめ
外貨預金とFXの違いについてまとめました。
どちらも個人が外貨を保有するための手段ですが、投資として優れているのはFXです。ドルコスト平均法を用いた積立投資を行いたい場合を除いて、本サイトではFX口座の開設をお勧めします。
積極的にトレードして大きな資産を築きたい方も、安全な長期投資で資産形成した方も、ぜひFX講座を開設してみてください。
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