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【外貨預金/FX】資産形成に向く通貨の組み合わせと選び方のポイント

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外貨預金やFXといった「日本円以外の通貨を用いる資産形成」は日本経済の将来が不安視される現在、非常に有効な防衛手段であると言えます。

しかし実際に外貨を購入するとなると、具体的にどの国の通貨をどれくらい保有すればよいのか、選び方が分からない方も多いと思われます。

そこで本記事では、将来への備えとして資産形成(長期保有)する場合の外貨の選び方のポイントを紹介します。

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外貨(外国の通貨)の選び方のポイント

長期保有を前提に、保有する通貨の選び方・組み合わせ方は大きく4つのポイントがあります。

保有する通貨の選び方のポイント

・保有する通貨は3ヵ国以上に分散する
・同地域の通貨は保有しない
・信用格付けが低い通貨は避ける
・金利や為替手数料を確認

この4つのポイントについて、それぞれ解説していきます。

保有する通貨は日本円も含めて3ヵ国以上に分散する

外貨を保有しようとするときは、日本円(JPY)も含めて3ヵ国以上の通貨に分散しておくと安心です。

すなわち日本人ならば2ヵ国以上の通貨(外貨)を購入しましょう。

保有する通貨の例

例1:日本円(JPY)×米ドル(USD)×ユーロ(EUR)
例2:日本円(JPY)×米ドル(USD)×豪ドル(AUD)×人民元(CNY)

通貨(日本円含む)は、その国の情勢や外的要因で価値が容易に変動してしまいます。

もし仮にどれか一つの通貨の価値が下がっても他で補えるように、保有する通貨の種類は複数、できれば3か国以上に分散しておくとベストです。

近隣の国の通貨保有は避ける

選ぶ外貨を3か国以上にする場合、近隣の国の通貨を選ぶことは避けましょう。

近い国同士は、経済の面で関連が深いうえ、世界情勢に影響されるタイミングもとても近しいものがあります。また、陸続きの隣国では、内紛の飛び火、流行病の拡大といった「国難」が同時に起きてしまいます。

それらからくる資産減リスクを回避するためにも、近い国の外貨保有は避けた方が賢明です。

近隣の国の通貨の例

・米ドル(USD) と カナダドル(CAD)
・ユーロ(EUR) と 英ポンド(GBP)
・豪ドル(AUD) と ニュージーランドドル(NZD)

信用格付けに注目する

外貨を保有するなら、信用格付けをしっかり見て、安全な国の通貨を複数取得しましょう。

格付けは、主に「スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)」「ムーディーズ」「フィッチ・レーティングス」の三大信用格付会社とされるところが発表するものです。

国ごとに「AAA」「AA-」のように表記され、元本・利息支払いが確実に履行されるかどうかを表します。

AAA=債務履行確実性が最高
AA=債務履行確実性が極めて高い
A=債務履行確実性が高い
BBB=債務履行確実性は高いが、将来にわたって確実と言えない

一般的には、「BBB-」以上が、投資に向いている(比較的安全)とされています。
※信用格付会社により、表記法が違うことに注意してください。

金利や為替手数料を確認

預金というからには金利も確認しておきたいところです。

例えば米ドル(USD)やユーロ(EUR)などは信用格付けが高く、安心して保有しておける一方、金利が低い点が難点です(日本円よりは大きいですが)。

日本経済の衰退に備えた資産の分散という観点であれば問題ありませんが、より大きく資産形成しようとする場合、金利の高い通貨を選択しましょう。

ただし、金利の高い通貨は為替手数料が大きい場合もありますので注意が必要です。

各通貨の金利は以下の記事を参照して下さい。

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外貨(外国の通貨)の具体的な選び方の手順

上記のポイントを理解した上で、具体的にどうやって購入する通貨を選ぶか。その選び方の一例を紹介します。

ただし以下の内容は本サイト管理人の考えをまとめたものであり、将来の利益を確約するものではないことをご理解下さい。

日本円(JPY)×米ドル(USD)×ユーロ(EUR)を基準に入れ替える

現在、世界で最も流通量の多い通貨は米ドル(USD)であり、次いでユーロ(EUR)となっています。

日本国内から得られる情報量も多く、為替手数料も安いためこの2つの通貨を保有しておけば資産の分散としては十分です。

ただし、どちらも金利はそれほど高くないため、より大きく資産形成しようと考えるならどちらかをより高金利の通貨に入れ替えましょう。

例1:日本円(JPY)×米ドル(USD)×南アフリカランド(ZAR)

米ドルは残し、ユーロ(EUR)を南アフリカランド(ZAR)に入れ替えたパターンです。

南アフリカランド(ZAR)は金利が非常に高く、さらに将来的に大きく経済発展することが期待されるため、大きく資産形成できる可能性がある組み合わせです。

ただし政治的なリスクも大きく、ややハイリスクハイリターンであるとも言えます。

例2:日本円(JPY)×米ドル(USD)×豪ドル(AUD)

米ドルは残し、ユーロ(EUR)を豪ドル(AUD)に入れ替えたパターンです。

豪ドル(AUD)は昔から高金利通貨として高い人気を持っていますが、リーマンショック以降はやや落ち着きました。

南アフリカランド(ZAR)やブラジルレアル(BRL)ほど高金利ではありませんが、その分信用格付けは高く、金利は欲しいがあまりリスクは取りたくない方へお勧めの組み合わせです。

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まとめ

本記事では外貨を長期保有する場合の購入する外貨の選び方・組み合わせのポイントについて紹介しました。

基本的には米ドル(USD)とユーロ(EUR)を保有しておけば良いかと思います。より高い金利が欲しい方は、本記事の要領でどちらかの通貨を入れ替えましょう。

いずれにしても、長期保有の場合、外貨の購入は早ければ早いほど有利です。もし貴方がまだ日本円以外の通貨による資産形成を始めていないのなら、一刻も早く始める事をお勧めします。

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